鍼灸について

鍼灸のみで食べていけるのか

鍼灸の治療を受ける方は1年間で受療率1ケタと言われています。

ほとんど鍼灸を受ける人がいないです。
治療院や訪問鍼灸をみている私としては本当かな?と疑問もあるがそう言われています。

そのデータが本当だったら鍼灸のみでは食べていけませんし一部の鍼灸師しか成功していない状況です。

確かに町には鍼灸院というのは少なく、鍼灸接骨院の方がたくさんあるイメージです。
鍼灸と柔道整復師のダブル免許を取った方が経営的に安定しやすいのかもしれません。

接骨院は世間的にも保険のきく場所だと認知されているため患者さんの入りやすい治療院になり、柔整の治療と鍼灸の治療を合わせることができます。

たしかに経営面としたらそのようにしたくなります。

しかし、現在鍼灸接骨院はたくさんありますし、ここまで増えると鍼灸接骨院では差別化はできないように感じます。
また、多くの鍼灸接骨院の鍼治療では解剖学の観点から筋肉を緩ますことにしているように思われます。

私もお金と時間があれば柔道整復師を取りたいと考えていますが現実をみると難しいです。

鍼灸のみの資格でどうするかを考えてみる

鍼灸のみが働ける場所は鍼灸接骨院や訪問鍼灸、または病院になります。
他にもスポーツ分野であったり、美容鍼灸、介護施設などがあると思われます。

社会保険のある会社で働くことにより生活面が安定します。

また開業をする人では、バシバシ治る鍼灸であれば自然と口コミで広がっていくと思いますが、現実的ではありません。
しかもそこまで治るのであれば鍼灸院に行列ができ病院にいかなくなります。

開業を目標とするのであれば、
・あん摩マッサージ指圧師の免許か柔道整復師の免許を取るとか。
・特技や趣味のことでブログを始めること。
・健康や鍼灸に関するユーチューブ。

ネットの時代のため鍼灸のみでも活躍することがでてきました。
しかし、何事にも上には上がいるため差別化が必要になります。
その差別化をどのようにするのかを考えることが鍼灸のみでも活躍できるのではないかと考えられます。

私があん摩マッサージ指圧師のみで開業し役に立ったこと

開業すればたくさん患者さんがくる。
訪問マッサージをすれば保険で出来るので負担が少なく患者さんがたくさんくる。

このように思って開業をしました。

しかし、最初の何年間は地獄でした。
営業に行っても紹介がなくつらい日々が続いたことを今でも覚えています。

患者さんが少なく収入がないときにどうする?

プライドを捨てることです。
医療の免許を持つとプライドが高くなる傾向になります。
家族、身内の目もあり、その免許で何とか食べていくという変なプライドがでてきます。
だって3年間も学生生活をし、やっと取った免許を生かしきれなければとの思いから辞めるわけにもいかない。
そのように思ってしまいます。

だからプライドがなければどこで働いても構わないのです。

私は派遣をしました。

重い腰を上げ、訪問マッサージと自費のマッサージをしながら収入がすくないため派遣で働きました。

昼間は訪問マッサージをし午後5時から7時間30分工場勤務の派遣で働きました。
派遣では社会保険がつき厚生年金加入のため国民年金を払うことがなくなり、
それだけでも非常に助かりましたし働いているわけですから収入もあって貯金もできました。

派遣を登録していることによりいつでも再開ができ、精神面では助かります。
開業をしている人で患者さんが少ない方は派遣はとても便利ですよ。

そしてネットで収入源を増やしていく。