私は、あん摩マッサージ指圧の免許を取得しております。
鍼灸の免許を取ることについて、いくつかの理由のうち一つのことを書いていきます。
腰痛一つみても下肢のしびれだけでなく、浮腫みがあったり冷えがあったりします。
患者さんが腰と言っているのに触ってみると背中の方が固かったり、よくよく話を聞くと高血圧だったり下痢をしている、胃薬を最近飲んでいるなど様々です。
筋肉や骨格、関節、神経などを中心に解剖学の観点からみてしまうと西洋医学の部分的な一方向からの目線になり柔軟な頭ができない。
しかし、経絡治療からの内科的な疾患も治療できる東洋医学からの観点では全体をみるため様々なアプローチができることから柔軟な頭になると思います。
ようするに私は、
・経絡治療から内科的な疾患をアプローチしたい。
・経絡治療から筋骨格系がどこまで改善するのか知りたい。
・あん摩マッサージ指圧と鍼灸どちらが改善しやすいのか。
・どのくらいの効果が持続するのかを知りたいのです。
鍼灸とあん摩マッサージ指圧の両方合わせて臨床で10年以上の経験者はたくさんいると思います。
しかし、別々にあん摩マッサージ指圧10年以上してその後鍼灸を10年以上経験をしている人に会ったことがないため自分なりにも分析したくなりました。
そのためもう一度東洋医学を学びたいそして経絡治療を学びたいことから鍼灸師を目指します。
また訪問マッサージのほかに訪問鍼灸と仕事の幅が広がることもありますし完全自費に移行するのにもあった方がいいと思ったからです。
もちろん病気により治らない方もいますが、いろいろな患者さんをみてみると、一つの疾患だけでなく複数の不定愁訴があったり、内科的な疾患があったりする方も結構多いのです。
それらを考えると東洋医学からの経絡治療により治療の幅や柔軟性がでてくると考えました。